SMR Splash 感想

 納豆さんのCVに出た。

youtu.be

 前作や『イカ即』シリーズに比べ、シーン切り替えやコテ出しのエフェクトなど、画面全体を使ったダイナミックな演出が随所に見られ、CVそのもののテーマ「青」、「水しぶき」が前面に出ている。以前の作品に引き続きペン回しを主役に添える手堅い演出も健在であり、即席にしてはなかなかのクオリティである。

 横幅がやや狭めなのと、Nogutaさんに切り替わるときのエフェクトの動きにカクつきがあるのが少し気になった。後者は意図されたものかもしれない。

 CV制作をやっている人から見れば、また違った感想が出てくるだろう。

 

出演者の感想を書いていく、敬称略す。

 

Mania

技のチョイスにCeNtiさん味を感じた。序盤のウィンドミル(?)からサッと4ガンマンまでのコンボのような、アッサリとした流れが〆の前段階にもあると全体的なバランスがよくなるように思える。尺的に仕方ない。

 

Noguta

ペンに比べ、手の主張がやや強めだが、このタイプのペンの残像は、これはこれで一つのスタイルとしてみてよいかもしれない。テンポが良いため見ていて不快感がない。

 

Nomad

〆前に一瞬だけ回転が逆になる場面があり、惜しい。見せ場になりうる切り返しだったが、すぐに回転方向が戻ったため、見せ場になり損ねている。その重さゆえか、全体的にペンを支えきれていない感があり、2軸fxxk⇒ノーマルの際の手の形や腕の動きなども惜しい。

 

Airi

上手い。たぶん適当に撮ったのだろうけど、スタイルがほぼ完成されているので、ペンの基本的な動かし方や緩急など、一つ一つ次元が違っている。若い人が双頭ペンで緩急のないFSをしているのをよく見かけるが、みな彼を見習ってほしい。

 

a_L_P

中盤の1軸がほどよく入ってくるコンボ(12-25パスリバ〜切り返しまでの流れ)が良い。昔は伏せ技の時の親指の主張があまり好きでなかったが、それも改善されている。

パスやソニひねが多く、常に等速でいまいち見せ場がわからない印象があるが、たまたまこの動画がそうなだけで、最近の他の動画ではその欠点も補完されている。

 

Nascaおてもと

コリアンにわかながら、全体的にshahellっぽい印象を受けた。私見、技の洗練というところではかなり卓越しているが、これからジャンル横断的にいろんなスタイルを吸収して、構成力を身につけていってほしいと思う。

 

Raijing

この人もペンの重さに負けている印象がある。中盤の伏せ25でペンを持ち、34軸の入れ替えをする技はたしかJapEn11thのふかわさんもやっていたが、あまり良い技だとは言えない。

 

Meves

歴が長いだけあって技がかなり洗練されている。指遣いや腕の動きなど、「VPっぽい」という形容には収まらない独特さがある。構成と〆のつっかかりが気になった。

 

Sfine

画質といい照明の当たり方といい、タイムスリップをしている人の可能性がある。ネオバク流し以降のペンがバウンドしているような動きの流れが面白い。

 

MELON

この人からもCeNtiさん味を感じた。個人的にはペンと手との存在感のバランスが少し変だと思った。4G回線スマホで視聴しているせいもあるかもしれないが、ペンの残像が出にくいために回転数不足な印象を受ける。逆回転中心の構成で、手を立体的に見せる技が多いので、どこかで切り返してもいいと思う。

 

おれ

「LAST Player」から急に僕のガタガタな3ガンマンがどアップで映ったので笑ってしまった。今見返すといろいろ粗が見えてくる。編集が悪いわけでなく、いつも脇目でしかFSの確認をしない僕が悪い。オーダーの難易度を考慮せずなんとなくで組んだためにFSの成功率が落ち、伴って完成度も落ち、結局「まあ〆は上手くいったかな」くらいで妥協してしまう自分の悪い癖が出てしまった。

そういえば毒栗の配色について。以前パーツをいただいて緑白配色にしていたが、折れてしまったため、家にあった青パーツでこのドクグラーあるある配色にしている。どなたか、いつかの機会に、ご自宅に余りもののクリア緑のパーツがあれば、それを1つ(よければ2つ)恵んでいただきたい。

 

 

 にしても、かなり久々にCVに出た。(身内CVに誘われてこっそり出ることはあったが)本格的な出演はJapEn13th以来になる。未視聴だったJapEn2020,17thを観、同世代の動画をいろいろ見て、いざ自分の2018年までの動画を見返してみたが、まあなんと自分のレベルの低さに思わず嘆息してしまった。この辺りいろいろ書いてゆきたい。

 JapEn17th(できれば2020も)の感想もまた、筆を改めて書こうと思う。